日刊自動車新聞は今年、創刊から96年目を迎えることができました。これは日本の自動車産業の発展に支えられたおかげであり、皆さまからいただいたこれまでのご支援に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
今、自動車産業は100年に1度の大変革期の最中にあり、技術革新や構造の変化、異業種の参入、消費動向の変化など、開発から生産、販売、アフターマーケットに至るまで、これまでの常識が大きく変わりつつあります。
このような激動の時代において、日刊自動車新聞がこれからも皆さまのお役に立つ存在であり続けられますよう、新たな事業の一環としてシンポジウムを開催させていただくことにいたしました。
自動車・モビリティ産業のさらなる発展を皆さまとともに考え、日本の活力向上につながる事業に育てていく所存です。
今回は、自動車・モビリティ産業の原点であり、基盤とも言える「地域社会との共生」に焦点を当てることにいたしました。自動車・モビリティ産業は、安全・安心な移動や楽しみを提供するだけでなく、雇用の創出、地球環境保全、災害対応など、地域における社会的、経済的、文化的な役割を担っています。基幹産業である自動車・モビリティ産業が地域とともに活動を広げることで、全国を盛り上げる大きな力になると確信しています。