日本自動車教育振興財団は10日、都内で定時評議員会を開き、新理事長にトヨタ自動車の佐藤恒治社長、副理事長に日産自動車の坂根学ストラテジーアクセラレーションチーフを選任した。内山田竹志理事長は最高顧問に就いた。

 佐藤新理事長は定時評議員会後の懇親会で「ものづくりを担う人材を増やし育てていくことの重要性がますます高まっている。ものづくり人材の基盤を未来につなぐようしっかりと汗をかいていきたい」とあいさつした。

 昨年度はさまざまな工夫や効率化を重ね、教育教材の提供や出前授業の実施回数を大幅に伸ばした。また、自動車整備士不足の課題を踏まえて、学校の先生が販売店に行くことで整備の現場への理解を増やす機会を増やした。