材料分析室のスタッフが技術を直接、エンジニアに説明する

豊田合成が部品材料の分析技術に磨きをかけている。分析水準を材料から分子、原子(元素)レベルへ微細化する一方で、設計や生産技術部門との交流にも力を入れる。開発部門を率いる石川卓取締役(開発本部長)は「誰でも買える素材では、設計や製品で差別化するしかない。分析は我々の歴史と親和性があり、素材で価値を生んだり、他社がやらないところにいく」と語る。同社の…