23年度は日本自動車研究所で自動運転技術の研修
23年度の交通安全研修は電動キックボードがテーマ
JAEFの研修会サイト(https://jaef.or.jp/society-learn/)

 日本自動車教育振興財団(JAEF、内山田竹志理事長)は、高等学校の教員らを対象とした2024年度「JAEF研修会」の参加受付を開始した。今年度は7、8月に自動車メーカーの施設や日本自動車会館(東京都港区)で交通安全や自動車の歴史、技術に関する研修を3回実施する。これらを通じて教員らの自動車や安全に関する理解を深め生徒の教育に役立ててもらい、将来の自動車業界を担う人材の輩出につなげていく。

 教員研修はコロナ禍以前には年間4~7回実施していたが、今年度は団体の賛助会費が減額されたため、回数を3回に絞り実施する。

 第1回は「交通安全教育手法に資する講演と交通安全トレーニング実習」をテーマとして、7月30日にホンダモビリティランドの交通教育センターもてぎ(栃木県茂木町)で実施する。安全運転講習の体験と、3月にリニューアルした「ホンダコレクションホール」の見学を行う。

 第2回は「軽自動車の歴史と技術開発について学ぶ」をテーマとし、8月7日にスズキの歴史館(浜松市中央区)と湖西工場(同湖西市)を見学してもらう。

 第3回は「自転車・高校生から対象『交通反則通告制度(青切符)』について」と「『交通安全教育ガイドライン』の方向性」がテーマで、8月9日に日本自動車会館で催す。警察庁有識者検討会の委員を務める自転車活用推進研究会の小林成基理事長が講師となり、講演と意見交換を行う。

 参加無料で定員は第1回、第2回が30人ずつ、第3回が40人。詳細と参加申し込み方法はJAEFのサイト(QRコード参照)で確認できる。