「春の全国交通安全運動」が6日から始まる。15日までの間、歩行者安全や「ながら運転」の根絶などを重点課題とし、15日まで全国で啓発活動やイベント、取り締まりなどが行われる。

 全国共通の重点項目は、(1)子どもをはじめとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実践、(2)歩行者優先意識の徹底と「ながら運転」などの根絶やシートベルト・チャイルドシートの適切な使用の促進、(3)自転車と「特定小型原動機付自転車(特定小型)」利用時のヘルメット着用と交通ルールの順守の徹底、だ。

 改正道路交通法の施行に伴う自転車と電動モビリティに対する新たな規制や交通ルールの周知活動も強化する。自転車については「ながらスマホ」の禁止と酒気帯び運転に対する罰則が創設されたことを改めて周知する。自転車と電動キックボードなどの「特定小型原付」はヘルメット着用が努力義務だが、被害軽減のために着用を促していく。