トヨタ自動車は7月10日、英国で行われているヒルクライムイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で、開発中の新型スポーツカー「トヨタGTコンセプト」と、同車をベースにしたGT3マシン「トヨタGTレーシングコンセプト」を披露した。両車ともカモフラージュ(擬装)を施しているが、ロングローズが特徴の低いシルエットが見て取れる。
グッドウッド主催者がSNSで公開しているデモ走行の映像からは、ベース車のボンネットには横長のエアインレットと、2つのエアアウトレットがあるのがわかる。一方、GT3マシンからは図太いエンジン音が聞き取れる。
トヨタは、2022年の東京オートサロンに「GR GT3コンセプト」を出展。先月21、22日にドイツで行われた「ニュルブルクリンク24時間レース」では、豊田章男会長が「いつかメード・バイ・トヨタの車で、トヨタガズールーキーレーシングで総合優勝したい」と表明した上で「正式発表がいつかは分からないけど…」と新型マシンの登場に含みを持たせる発言をしていた。