イドムは27日、栃木県小山市内に新しいデザインとコンセプトを採用した中古車販売拠点のガリバー小山店を9月4日にオープンすると発表した。敷地面積が1万平方メートルを超える大規模展示場でサービス工場も併設する。車両販売だけでなく、点検や車検などアフターサービス部門の競争力を高めて収益基盤の強化につなげる。

 新店舗の敷地面積は1万2925平方メートル。展示台数は約300台を予定しており、同社によると「市内最大級規模」という。新コンセプト店舗では初となる自社整備工場を併設した。ショールーム内には車両を展示せず、来店客が待ち時間を快適に過ごせる空間づくりにこだわった。

 新コンセプト店舗の外観やパイロンのイメージカラーは緑色を採用。入庫などでの待ち時間に利用できる契約者専用ラウンジスペースを設けている。同社は、今後の成長戦略の一環として「資本効率を重視した大型店の出店」と「整備事業への参入」の2点を重点方針に掲げており、主要都市などで新コンセプト店舗を順次開設していく方針だ。