イドムは1日、スマートロックを活用することで審査のハードルを下げた新たな自動車ローン「ガリバースマートローン」の提供を開始したと発表した。契約時に鍵の受け渡しをせず、自動車の鍵をスマートフォンアプリに置き換えるシステムを導入することで、利用者からの支払いが滞った場合などのリスクを低減した。これまで自動車ローンの利用が困難だった客層にも車購入の機会を提供できるようにし、販売台数の底上げにつなげる。

 ショッピングモールなどに展開する中古車販売の「HUNT(ハント)」3店舗で提供を開始した。順次、全国の各店舗に導入する。

 ジゴワッツ(柴田知輝社長、東京都中央区)が開発した後付け車載器「バーチャルキー」を採用した。自動車の開錠・施錠を専用アプリから操作できる。契約者本人以外が利用できるスペアキー発行などの機能を持たせて利便性を高めた。