三菱自動車が10月30日発表した2019年度上半期(4-9月期)の生産・販売実績によると、グローバル販売台数は前年同期比0.4%減の59万1889台となり、3期ぶりに前年割れとなった。

国内販売は、軽自動車のeKシリーズの販売が好調で同9.3%増の5万2082台と伸びたほか、ベトナムで「エクスパンダー」の販売が好調だったものの、インドネシアで新車効果が一巡したことなどから、海外販売が同1.3%減の53万9887台とマイナスとなった。

グローバル生産台数は同1.7%減の66万2879台で3期ぶりにマイナスとなった。国内生産は軽自動車が伸びたものの、「エクリプスクロス」や「アウトランダー」が低迷し、同5.0%減となった。タイも「トライトン」や「パジェロスポーツ」が不振で同6.6%減の16万3920台と低迷した。

ただ、インドネシアが「エクスパンダー」の増加で同28.4%増の9万9269台、中国が同1.3%増の6万1858台と順調で、海外生産は同1.3%増の36万2290台と前年を上回った。