スバルが10月30日発表した2019年度(4-9月期)の生産・販売実績によると、世界販売が前年同期比0.6%増の54万5375台と、8年連続前年を上回り、半期ベースで過去最高となった。主力の米国販売が同4.2%増の36万8575台と好調だったため。

フォレスターやXVが好調な国内販売も同2.5%増の6万9133台となったほか、中国販売も同41.8%増の1万3058台と6期ぶりに前年を上回った。

ただ、9月単月の米国販売は同9.4%減の5満1659台と、94カ月ぶりにマイナスとなった。7月末から生産を開始したレガシィ/アウトバックの初期品質を確保するため、生産を絞っていることから在庫が不足、販売も前年割れとなった。

同社は完成検査に関する不正問題から、品質確保を徹底するため、国内の生産ラインのスピードを落としていたものの、4-9月期の国内生産は前年同期比2.2%増の32万5789台と、3期ぶりに前年を上回だった。前年に「フォレスター」のフルモデルチェンジを控えて生産ペースが低かった反動があった。

米国生産はレガシィ/アウトバックのモデル切り替えの影響から、同0.2%減の17万2157台で、2期連続マイナスとなった。世界生産は国内が順調だったことから、同1.3%増の49万7946台と2期ぶりにプラスとなった。