日産自動車が10月30日に発表した2019年度上期(4-9月期)の生産・販売実績によると、グローバル販売台数が前年同期比7.0%減の253万0461台と、2期連続マイナスとなった。中国を含めてほぼ全地域で販売台数が前年割れとなった。

中国は全体需要の低迷の影響を受けて、乗用車の販売が低迷し、同1.6%減の74万7235台だった。米国は「セントラ」などのセダン系の販売が低迷し、同4.3%減の67万8538台となった。欧州も「エクストレイル」「ジューク」の販売が不振で同19.7%減の26万4963台と、2割減だった。国内販売は「デイズ」などの販売は伸びたものの、「エクストレイル」の販売が低迷し、同1.3%減の28万0953台と、3期ぶりにマイナスとなった。

ほぼ全市場で販売が低迷したことからグローバル生産台数も同8.5%減の244万0033台と2期連続マイナスとなった。

国内生産は中東向け「パトロール」などが落ち込み、同12.6%減の39万0131台となった。メキシコは「セントラ」のマイナスで同14.8%減の32万6632台だった。米国は同3.6%減の37万9295台、英国が同24.1%減の16万1608台だった。中国はほぼ横ばいの77万8934台となったものの、主要市場で落ち込んだ。