8月6、7の2日間、富士スピードウェイ(静岡県小山町)で「ハースF1チーム」のテスト走行が行われた。初日はリザードドライバーを務める平川亮選手、2日目は昨年のスーパーフォーミュラチャンピオンの坪井翔選手がステアリングを握り、2023年型マシン「VF-23」を走らせた。
今回、行われたのは、旧型マシンを使った走行テスト「Testing of Previous Cars」。富士スピードウェイを現行規定のF1が走るのは08年の10月に行われたF1第16戦以来、17年ぶりで、平日にも関わらず多くのファンがサーキットに駆けつけた。
ハースF1は24年10月に、トヨタガズーレーシング(TGR)と車両開発や人材育成などに関する業務提携を結んだ。今回のテストは提携の一環で、TGRのエンジニアらも参加した。
17年ぶりのF1走行とあって、平川、坪井両選手はもとより、エンジニアやメカニックなどTGRスタッフにとっても、世界最高峰のチームオペレーションを学ぶ絶好の機会となったようだ。