鴻海が2026年後半に投入するEV「モデルB」
三菱自動車は5月7日、鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下で電気自動車(EV)の開発を手掛ける鴻海先進科技(フォックストロン)と、EVのOEM(相手先ブランドによる生産)供給に関する覚書を締結したと発表した。三菱自はフォックストロンが開発したEVを2026年後半にオセアニア地域で発売する予定。詳細は今後協議を進める。
三菱自は、フォックストロンからEVの供給を受けることで、豪州で厳格化が進む環境規制などに対応していく考え。生産は、鴻海とともにフォックストロンを設立した台湾・裕隆汽車製造(ユーロン・モーター)が担う。投入する車種はSUVタイプの「モデルB」とみられる。
鴻海はEVの設計や生産を受託するCDMS事業を日本で本格展開する考えで、4月9日には都内でEV事業の説明会を開き、EV事業の最高戦略責任者(CSO)で元日産自動車ナンバー3の関潤氏が登壇した。