トヨタ自動車は8月7日、愛知県豊田市に車両工場を新設するための土地を取得したと発表した。生産車種やパワートレインなどは未定で、2030年初頭の稼働を目指す。トヨタは国内の雇用や技術水準の維持に必要な生産規模の目安として年産300万台を掲げており、工場新設 により長期的に国内生産体制を維持する考えだ。
トヨタが国内に工場を新設するのは、11年のトヨタ自動車東日本・宮城大衡工場以来となる。
新工場の立地は豊田市貞宝町周辺を予定している。トヨタは「先端技術を活用し、多様な人材が活躍できる環境を備えた『未来工場』づくりにも取り組む」とした。
東崇徳経理本部長は、新工場の設置について「国内工場は老朽化が進んでいる。将来に向けた300万台のものづくり基盤をつくっていく」と説明した。
(2025/8/7更新)