中国・比亜迪(BYD)傘下で日本の乗用車事業を手掛けるBYDオートジャパン(東福寺厚樹社長、横浜市神奈川区)は4月24日、2026年後半に軽乗用電気自動車(EV)を日本に導入すると発表した。国内新車市場の4割を占める軽の分野に参入し、日本事業の拡大を目指す。合わせて採用活動を強化することも発表した。
BYDの乗用車部門は、現在国内で4車種を展開している。最も安いエントリーモデルは小型車の「ドルフィン」で、約300万円で販売している。軽をラインアップに追加し、顧客層を広げる。
日本事業の拡大に向けて人材採用も強化する。軽の販売のほか、中国BYDの日本法人ビーワイディージャパン(BYDジャパン、劉学亮社長、横浜市神奈川区)が26年以降に導入するトラックの販売経験に長けた人材を募集するための専用サイトを、5月に立ち上げる。