メルセデス・ベンツ日本(MBJ、ゲルティンガー剛社長兼CEO、千葉市美浜区)は8月1日、同社の自動車保証管理システムに保管していた顧客情報の一部が外部から閲覧可能な状態になっていたことが判明したと発表した。約1万5200人の顧客データが流出した可能性がある。現時点でデータが漏れた事実は確認されていない。今後は対象の顧客への対応を順次進めるとともに、情報セキュリティー運用の改善や社内体制の再構築などで再発防止に取り組む。
7月19~25日までの7日間、同システムに保管されていた顧客の氏名や住所、電話番号、車体番号などデータの一部が外部から閲覧できるようになっていた。クレジットカードや銀行口座の情報などが流出した可能性はないという。
同社は当該事象が発覚した25日にシステムを修正。調査の結果、29日にデータ流出の可能性があることを確認した。メンテナンス作業の過程での設定不備が原因で、外部から閲覧可能な状態になったとしている。