欧州自動車工業会がまとめた7月の新車販売台数は、前年同月比16.7%増の102万2468台で、12カ月連続で増加した。電動車販売も好調だ。

 国別では、最大市場のドイツが同18.1%増の24万3277台、次いでフランスが12万8946台(同19.9%増)、イタリアが11万9146台(同8.7%増)、スペインが8万1205台(同10.7%増)だった。

 パワートレイン別では、電気自動車(EV)が14万9219台(同62.4%増)、プラグインハイブリッド車(PHV)が8万1271台(同20%増)、ハイブリッド車(HV)が26万8514台(同30.5%増)と大幅に増加した。ディーゼル車は同9%減の12万8135台だった。

 メーカー別では、フォルクスワーゲン(VW)が同6%増の9万5797台と増加したが、販売シェアは同0.9ポイント減の11.3%となった。ルノーも4万9144台と3割(30.8%)増えた。

 日本勢もマツダが同88.8%増の1万608台、スズキが同53.3%増の1万2563台、日産自動車が同40.4%増の1万5609台と大幅な伸びだ。トヨタ自動車とホンダも前年の同月実績を超えた。一方、三菱自動車は同25.9%減に終わった。