欧州自動車工業会(ACEA)による5月の欧州の新車販売台数(乗用車)は、前年同月比18.2%増の112万1644台となり、10カ月連続で増えた。特に電気自動車(EV)が17万389台と同6割(65.6%)増えた。

 パワートレイン別にみると、EVに次いで伸び率が高かったのはハイブリッド車(HV)で28万8112台(同26.9%増)だった。プラグインハイブリッド車(PHV)は8万1391台(同0.8%増)と横ばい。一方で、ディーゼル車は14万2407台(同4.3%減)だった。

 国別では、ドイツやフランス、イタリアなどの主要国で前年同月に対して1割以上、台数を伸ばした。

 メーカー別では、シェア首位の独フォルクスワーゲン(VW)グループが28万9451台(同20.2%増)だった。次いで仏プジョーやシトロエンなどを含むステランティスが19万688台(同0.5%減)だった。

 日本メーカーは、トヨタ自動車や日産自動車、マツダ、スズキは前年同月を上回ったが、ホンダと三菱自動車はそれぞれ前年実績を割り込んだ。