極東開発工業は30日、インドネシアで受注していた大規模立体駐車装置が竣工したと発表した。今回竣工したのは、4段式で計76台が駐車できる大規模装置で、ジャカルタ市内の中心部に位置するオフィスビルに建設された。

 この大規模立駐装置は、極東開発の現地法人が、現地の大手財閥企業であるサリムグループから受注した。限られたスペースを最大限に活用できるという立体駐車装置のメリットを発揮し、入居テナントの社用車、従業員や来客の車両の駐車場として利用される予定。

 極東開発グループでは、モータリゼーションの拡大や人口増加に伴って都市部での駐車場不足が問題となっているインドネシアにおいて2014年から立体駐車装置の市場調査やデモ機の設置などを開始しており、17年にはジャカルタ市内で初号機を納入している。今後も立体駐車装置の利便性を訴求し、年間500パレット(車両搭載台)分の納入を目指すとしている。