極東開発工業は、脱着ボディー車「ハイパースイング・フックロール」に7トン車を追加し、発売した。2015年に同シリーズ4トン車を発売したが、独自のアーム部の赤色塗装などを踏襲しつつ、つり上げ能力を従来機比で9%向上した。また、アイドルアップの自動化により作業スピードを最適化し、アクセル操作をすることなく素早く安全な作業を可能にするなど基本性能を大幅に高めた。年販目標は100台。
7トン車では油圧の高圧化とアーム部の強度向上でつり上げ能力を向上したほか、油圧機能の刷新と自動アイドルアップ機能により最適な作業スピードを実現。また、傾斜センサーと電磁比例弁を用いて最適なエンジン回転数で作業できる独自システムや、コンテナ積み下ろし時のショックを軽減するショックレス機構を採用した。車両を移動することなくフックを傾斜させることができるフックチルトや荷台の状態を確認しながら作業できるワイヤレスリモコンを新たに標準装備とした。
希望小売価格は300万円(税抜き)。