極東開発工業は、積載量の向上と輸送経済性を両立させた新型「テレスコ式土砂ダンプトレーラ」(車両総重量36トン)を発売した。ダンプ機構にテレスコ式シリンダーを導入して重量バランスを最適化した。ボディー材質には耐摩耗鋼板「HARDOX」を採用し、曲げ構造のボディー形状としたことで補強柱レスとし、大幅な軽量化を実現した。

 このほか、足回りにはエアサスペンションとリフトアクスルを採用し、ランニングコストの低減を可能としている。さらに、ダンプ角と傾斜角の状態を検知して危険状態と判定した場合に運転室内のモニターに警告表示する「ダンプ横転警告システム」をオプション設定とし、安全性も向上させた。

 希望小売価格は1715万円(税別、トラクター別)。年間販売目標台数は20台。