規制緩和による競争の激化に軽油価格の上昇が追い討ちをかける。過疎地における公共交通機関の維持の問題など、バス事業にとって課題が山積する。6月の総会で日本バス協会の新会長に就任した堀内光一郎氏(富士急行社長)は、現在のバス事業の環境を「異常事態」と話す。―就任の抱負「バス協会には2300会員がいる。全国の事業者数で見れば6割に満たないが、会員が保有…