オートモーティブ分野をはじめ、無線通信システム分野、航空宇宙分野、防衛セキュリティー分野など先端技術分野で様々なニーズに的確に対応した「技術専門商社」であるコーンズテクノロジー(西岡 和彦社長、東京都港区)は、HMIソリューションやADAS/AD向け車載センサーなどを出展する。

 注目製品のひとつは、BLUESKEYE AI 社(英)による感情認識AIソフトウェア「B-Automotive」である。RGB/NIRカメラに対応しており、表情の微細な変化をリアルタイムで解析し、ドライバーや乗員の精神状態を把握。DMS・OMS(ドライバー・乗員モニタリングシステム)への応用により、快適かつ安全な車内環境の実現を支援する。

 もうひとつは、Teledyne FLIR社(米)の世界初のASIL B準拠の遠赤外線カメラ「Tura™」。完全な暗闇や霧、逆光といった過酷な環境下でも高精度な検知を可能にし、AEB(自動ブレーキ)やナイトビジョンカメラ、HUD(ヘッドアップディスプレイ)などでの活用が期待されている。既存の量産車搭載モデルからTura™へのアップグレードで安全性能のさらなる向上が可能となる。

 いずれの製品も、Tier1を中心としたグローバルOEMでの評価が進んでおり、次世代モビリティの鍵を握る注目技術であり、出展ブースでは、実機展示を通じて具体的なユースケースや組み込み方法を紹介している。

 コーンズテクノロジーは、世界の最先端技術を国内に紹介し、自動車開発の現場を支える提案を行っていく。