エアーツールメーカーの空研は、1月に発売を開始したエレクトリックトルクセッター「ETS-800」シリーズを中心にブースを展開する。中・大型車のホイールナットの締め付けデータをPCで集中管理し、人為的ミスによる車輪脱落事故の防止に貢献する。
同社のトルクセッター「ETS-800」シリーズは、締め付けトルクのデータをPCに無線で送信する。データは同社のトルク管理ソフト「K-TMSトルク管理システム」で管理し、締め付け状況のリアルタイム確認や過去の車両データの呼び出し、チェックシートの印刷などが可能だ。無線通信ができない状況下でも、トルクセッター内のメモリで一時的に記録することができる。
「ETS-800」シリーズは、自動変速機機構なしのショートタイプ「X-K」と、2段自動変速機機構付きのロングタイプ「XL-K」の2種類をラインアップする。トルク値のプリセットを3つまで保存することができ、ワンタッチで切り替え可能だ。設定したトルク値は液晶画面で常に表示される。1回の充電で約200本のナットが締め付けられる大容量バッテリーが2個付属する。