パナソニックホールディングス(PHD)は2日、米投資ファンドのアポロ・グループとの間で合意していたパナソニックオートモーティブシステムズ(PAS、永易正吏社長、横浜市都筑区)の株式譲渡が完了したと発表した。アポロ・グループ側が80%、PHDが20%の株主となる体制へ移行する。
PASは社名や本社所在地、事業内容は継続しつつ、アポロとの戦略的パートナーシップを進める。経営変革の加速や、ソフトウエア開発力の強化、車載コックピット領域の進化、ポートフォリオマネジメントの加速などを掲げる。
PASは「当社はPHDの持分法適用会社となるが、引き続き共通の経営理念を持つパナソニックグループの一員として企業価値最大化を図る」としている。