紆余曲折の末に民営化された日本の高速道路。今のところ、高速道路会社の経営は順調だが、民営化当時で42兆円強あった借金を45年かけて返済し、2051年度に無料開放するシナリオが、ガソリン高や“クルマ離れ”による通行量の減少で狂う可能性もささやかれ始めた。国土交通省は、道路行政の基礎資料となる「交通需要推計」を今秋に見直すが、需要の下方修正は必至。再…