公正取引委員会は、車載コネクタなどを手掛けるSMKが金型などを下請け企業に無償で長期間保管させていたとして、下請代金支払遅延等防止法(下請法)違反に当たると判断し、保管費用の支払いや再発防止を17日までに勧告した。対象事業者は65社で、対象金型数は823個。

 SMKは「厳粛に受け止め、社内体制整備の措置を講じ、今後の取引で下請法に違反することのないよう役員・従業員に周知徹底する」としている。