三菱自動車は7月17日、3列シートSUVの新型車「デスティネーター」をインドネシアで世界初公開したと発表した。23日から現地で開催する「ガイキンド国際モーターショー」で展示し、発売を始める。今後は、ベトナムやフィリピンなどのASEAN(東南アジア諸国連合)地域、南アジア、中南米、中東、アフリカに順次投入する計画で、現時点では日本への投入計画はない。

同車種はインドネシアで生産する。

ボディーサイズは、全長4680mm、全幅1840mm、全高1780mm、ホイールベース2815mm(インドネシア仕様)。最低地上高は214mm(アンダーカバー含む)を確保した(同)。車両重量は1495kg(同)。

エンジンは、排気量1.5リットルの4気筒直噴ガソリンMIVECターボ「4B40」を搭載。最高出力は120kW、最大トルクは250Nmで、CVT(無段変速機)を組み合わせた。前輪駆動(FF)ながら、路面状況に応じて最適な操縦性と駆動力を発揮する5つのドライブモードを搭載した。

デザインコンセプトは「グラビタス&ダイナミズム」。フロントは三菱自の特徴的なデザイン「ダイナミックシールド」を採用した。リヤは「パジェロ」が装着していた背面式スペアタイヤをモチーフとした六角形のデザインコンセプト「ヘキサガードホライズン」を配置した。

インテリアでは、インストルメントパネルをドアトリムまでつながる形状とし、広い空間を表現。アンビエントライトは64色から選べるほか、常時点灯、2秒ごとの色の切り替え、明滅の繰り返しなども選択できる。

音響はヤマハと共同開発したオーディオシステム「ダイナミック・サウンド・ヤマハ・プレミアム」を搭載し、すべての座席で臨場感のあるサウンドを楽しめるという。