大阪・関西万博で展示中のルナクルーザー(5分の1スケールモデル)

 コニカミノルタとトヨタ自動車は、月面探査活動用モビリティ「有人与圧ローバ(ルナクルーザー)」に関する共同開発契約を結んだ。宇宙用ダスト除去装置を開発するほか、開発した技術の事業化も検討していく。

 有人与圧ローバは、2031年以降の打ち上げを目指し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)がトヨタなどと共同研究している。

 コニカミノルタが複合機で培ってきた静電気を帯びたトナーの除去技術が、有人与圧ローバの車体に付着する月の砂(レゴリス)を除去するための要素技術の一つとして有望視され、今回の契約に至ったという。