日産自動車は21日、主力SUV「エクストレイル」を一部改良して発売した。外装を中心に質感を高めた。アウトドアを意識した「ロッククリーク」やスポーツグレードも新設定し、多様なニーズに応える。

 現行車は4代目に当たり、2022年7月に発売した。改良後も全グレードがシリーズハイブリッドシステム「e―パワー」仕様となる。主要購入層である40~50歳代へ向け、樹脂製だったグリル部分やホイールアーチなどをブラックの光沢塗装としたほか、スマートフォンとの連携を強化した「日産コネクト」インフォテインメントシステムも国内向けで初採用した。

 日産モータースポーツ&カスタマイズ(真田裕社長、神奈川県茅ヶ崎市)が手掛ける「ニスモ」「オーテックスポーツスペック」も展開する。

 ベース車の価格は384万3400~494万6700円(消費税込み)。従来から約19万~24万円高となる。