三菱自動車は8月22日、軽自動車「デリカミニ」と「eKスペース」を全面改良し、今秋に発売すると発表した。同日から先行予約を開始。価格はデリカミニが約195万~約295万円、eKスペースが約175万~約195万円。
新型車は室内空間を広げ、安全機能も充実させた。デリカミニの外観は、大型化した半円形LEDポジションランプを採用。三菱自独自のデザイン「ダイナミックシールド」をボディー同色としたしたことで力強さを表現した。
インテリアでは、Aピラーの角度を立てたことで室内長を従来比で115mm延ばした。ピラー自体も細くし、前方視界を確保して解放感を持たせた。運転席は、液晶メーターとインフォテインメントシステムを一体化したディスプレーで視認性と操作性を高めた。
エンジンレスポンスなどの制御を「パワー」「ノーマル」「エコ」「グラベル」「スノー」の5パターンに切り替えるドライブモードを搭載した。切り替え時には専用グラフィックを表示するなど遊び心も取り入れた。
安全面では、三菱自として初めて「3Dマルチアラウンドモニター」を採用した。車両の前後に搭載したカメラで運転席からの死角が見えるサポート機能や、車両フロアが透けて見えるような「フロントアンダーフロアビュー」などを備える。
eKスペースも、デリカミニと同じくAピラーの位置と角度を見直し、室内長を伸ばしたほか、液晶メーターとインパネを一体化したパネルを採用。シートを工夫して座り心地も高めた。