日本自動車輸入組合(JAIA、ゲルティンガー剛理事長)が発表した2025年上期(1~6月)の外国メーカー車の販売台数は、前年同期比7.3%増の12万2165台となり、2年ぶりに増加した。フォルクスワーゲン(VW)が供給制約の解消などで前年を3割上回ったほか、BMWやポルシェなども1割以上多かった。
ブランド別の販売台数ではメルセデス・ベンツが上期として11年連続で首位だった。BYD、ポルシェ、ランドローバーなど7ブランドが上期として過去最高を記録した。
価格帯別では全体の6割を占める「400万~1千万円」が同12.2%増の7万5014台と増加した。
電気自動車(EV)の販売台数は同31.6%増の1万4191台。このうち、テスラが大半を占める「その他」が約4割、BYDが約1割を占めた。
日本メーカー車を含めた全体の販売台数は同13.0%増の17万4533台。海外生産車の国内導入を増やしているホンダが前年同期に続いて2位だったほか、「フロンクス」などが好調なスズキが3位に浮上した。
6月の外国メーカー車販売と日本メーカー車を含めた輸入車全体はそれぞれ6カ月連続で増加した。