日本自動車輸入組合(JAIA、ゲルティンガー剛理事長)が5日発表した2025年5月の外国メーカー車新規登録台数は、前年同月比5.8%増の1万8198台となり、5カ月連続で増加した。昨年に海上輸送の影響で販売が落ち込んでいた一部ブランドの販売が回復した。登録車に占める外国メーカー車の比率は同0.4㌽増の8.9%に上昇。電気自動車(EV)の販売も大幅に増加した。
ブランド別では、同5.3%増の4089台を販売したメルセデス・ベンツ(MB)が首位だった。日本メーカーを含めた販売台数でもホンダやスズキを抑え、5カ月ぶりにトップへ返り咲いた。
外国メーカー車の価格帯別の販売台数は「400万~1千万円」が同8.5%増の1万1343台と5カ月連続で増加。「1千万円以上」も同10.8%増の2985台で3カ月連続のプラスとなった。一方、「400万円未満」は同7.0%減の3208台にとどまった。
EVの販売台数は、同61.9%増の2406台。外国メーカー車に占めるシェアは同4.6㌽増の13.2%に上昇した。
日本メーカー車を含む輸入車全体は同7.4%増の2万5900台で、5カ月連続で増加。登録車全体に占めるシェアは12.7%で5月として過去4番目の水準だった。