スズキとセブン―イレブン・ジャパン(SEJ)、自動配送ロボットを手掛けるロンビー(内山智晴代表取締役、東京都品川区)は、19日から自動運転配送ロボの実証を始める。

 SEJの宅配サービス「7(セブン)ナウ」の配達に用いる。電動車いす技術を用いたスズキの「電動モビリティベースユニット」を採用した。セブン─イレブン八王子南大沢店(東京都八王子市)で、2026年2月まで利便性や性能などを検証する。配達員不足の解決や、高齢者の買い物支援といった用途を見込む。

 LiDAR(ライダー、レーザースキャナー)1基とセンサー2台、信号機検知カメラ1台を搭載し、人や障害物、信号などを検知して自動走行する。走行速度は時速6㌔㍍以下。遠隔監視用のカメラも8台搭載し、市内にあるロンビーのオフィスから走行状態を監視する。

 セブンナウの配送は現在、各店舗のスタッフやギグワーカーが担うが、ロボットも用いることで配送能力の安定確保や夜間の配送などにつなげていく。