日産自動車は、鳥取県の日産販売店で急速充電中に起きた電気自動車(EV)の火災について、消防などとの合同調査の結果、車両や充電器が出火原因ではないことを確認したと明らかにした。電池の内部にも延焼していなかった。日産は出火原因を公表していないが、関係者によると、EVの所有者が車内に灯油をこぼした状態で煙草に火をつけたことが原因だったもようだ。
火災は2月24日、鳥取県倉吉市の日産販売店で「リーフ」を急速充電していた際に起きた。火は1時間足らずで消し止められ、けが人はいなかったが、リーフの急速充電中に火災が起きたのは国内初とみられ、原因が注目されていた。
日産のほか、消防や警察、国土交通省の運輸支局、充電器メーカーで3月11日に調査したところ、車両と充電器が出火原因ではないことを確認したという。