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両社が目指すスキーム

　本田技術研究所と出光興産は、使用済み自動車（ＥＬＶ）から回収したプラスチックの再資源化に関する共同実証に取り組む。２０２０年代後半までに、資源の回収から再資源化までのスキーム構築と量産車への適用を目指す。

　ＥＬＶ由来のプラスチックの処理は、分別回収やリサイクルの難易度が高く、焼却時の熱エネルギーを回収することなどにとどまっていた。両社は、バージン（新品）材と同等の性能の品質に転換できる「油化ケミカルリサイクル技術」を使って再資源化する。