日産自動車は7月18日、追浜工場での車両生産の終了に伴い、労働組合との正式協議を22日以降に始めると発表した。18日にはサプライヤーに向けた説明会も開催したという。

労働組合との協議について日産のイヴァン・エスピノーサ社長は「枠組みとタイミングについて双方の合意が得られ次第、開始する」と15日の記者会見で話していた。労働組合は同日、「雇用と生活の確保の観点で、組合員の不安が増すことは明らかだ。労使間の徹底した協議と交渉が必要となる」との見解を公表していた。

エスピノーサ社長は「対話にあたって高い透明性を持って、敬意と協力を重視して進めていく。関係者の声に真摯に耳を傾け、寄り添い、ともに持続可能な道を切り拓いていきたい」としている。

また、エスピノーサ社長は17日、神奈川県の黒岩祐治知事や横浜市の山中竹春市長を訪れ、生産終了について説明した。