ブリザック「WZ-1」
ブリヂストンは15日、次世代のタイヤ設計技術「エンライトン」を採用した初の乗用車用スタッドレスタイヤ「WZ-1」を9月1日から順次発売すると発表した。エンライトンは異なる市場やニーズごとに、最適な特性を実現しやすくする技術。これを生かし、排水性の高いサイプや溝の設計を実現した。また、吸水性の高い「親水性向上ポリマー」を業界で初めて採用し、氷雪路での安定性を高めた。従来品に比べ、制動距離で11%、氷上旋回時の周回時間を4%短縮したという。スタッドレスタイヤの商品競争力の強化で、販売増につなげる狙いだ。
新製品は、13~22㌅までの119サイズを用意する。草野亜希夫常務役員は「ブリザックの歴史を塗り替える進化だ」とした。都内で開かれた発表会にはレーサーの佐藤琢磨選手やタレントの藤本美貴さん、全日本スキー連盟会長の原田雅彦さんが出席し、トークショーも行われた。