ダイハツ工業は15日、中古車のサブスクリプション(定額利用)サービス「ツキノリ」を本格展開すると発表した。先行した2販社に加え、12販社で新たにサービスを始めた。2025年内には27販社にまで広げる予定だ。
ツキノリは最短1カ月(最長11カ月)から利用できる。料金は任意保険やメンテナンス費などを含め月額2万5千円(消費税込み)から。軽乗用車「ミライース」や「ムーヴ」など10車種、小型車「ロッキー」「ブーン」など3車種に加え、軽スポーツ車「コペン」、軽商用車、軽・小型福祉車両、軽特装車などから選べる。
23年春から順次、兵庫ダイハツ(和田良平社長)、新潟ダイハツモータース(塩田武社長)でサービスを始めた。利用実績などを踏まえ、ダイハツ東京(武田裕介社長)や埼玉ダイハツ(小林幸彦社長)、愛知ダイハツ(坪内孝暁社長)など12社でもサービスを始めた。
中古車サブスクでは、トヨタが「キント」でサービス展開するほか、ホンダは「マンスリーオーナー」、スズキは「定額マイカー」を実施中。日産も同様のサービスを手掛ける。