日産自動車とルノーは11月8日、今年7月に最終契約を締結した資本関係の見直しが完了したと発表した。ルノーは43.4%を保有する日産株のうち、28.4%をフランスの信託会社に信託した。日産に対するルノーの出資比率は15%に下がり、対等に議決権を行使できるようにした。

ルノーのジャンドミニク・スナール会長は「(3社にとって)極めて重要な一歩だ」とコメント。日産の内田誠社長は「結果としてアライアンス全体の価値を高めることにつながる」と述べた。