横浜工場の組み立てライン

 日産自動車は19日、横浜工場(横浜市神奈川区)のエンジン生産が6月に累計4千万基に達したと発表した。

 横浜工場は、日産の創業から2年後の1935年4月にエンジン生産を始め、97年に3千万基を達成した。「GT―R」の「VR型」や「セレナ」の「MR型」、海外向け「VK型」などを生産する。

 電気自動車(EV)「リーフ」の発売後はエンジンに加え、駆動用モーターの生産も始めた。シリーズ式ハイブリッドシステム「eパワー」向けのモーターも生産する。2022年度の生産実績(基数ベース)のうち、約4割がモーターだった。モーターの生産基数は23年5月時点で累計167万基だが、24年中には200万基に達する見込み。

 横浜工場ではまた、24年までに全固体電池のパイロットラインを設置する予定だ。和田民世横浜工場長は「試作プラントの設置に向けて準備に入っている」と語った。