日産自動車は、東京消防庁が保管していた「ニッサン180型消防ポンプ自動車」を同庁と共同で再生した。1941~64年まで使用され、その後は東京消防庁の広報車として展示されていた。今回、電気系統などを修復し、走行可能な状態にまで戻した。

 日産の社内活動「ニッサン名車再生クラブ」に所属する4人のエンジニアが関わった。走行系の部品に加え、動かなくなっていた方向指示器やワイパー、点灯しなくなった赤色灯などを再生した。