系列の特約店を通じて販売する
出光興産は１３日、ボランタリーカーボンクレジットを付与した燃料油「出光カーボンオフセットフューエル」の販売を開始した。燃料油使用時に排出される二酸化炭素（ＣＯ２）を相殺し、企業などの事業活動における脱炭素化を支援する。グループ会社の出光リテール販売と出光エナジーソリューションズが販売し、１０月からは系列特約販売店で取り扱う。
出光カーボンオフセットフューエルは、企業やＮＧＯ（非政府組織）など民間が主導するボランタリークレジットを活用して燃料油を使用した際に排出されるＣＯ２を相殺するもの。ＣＯ２排出量に対するクレジット分に応じて１００％、５０％、１０％の３種類の商品を設定した。購入企業などにはＣＯ２排出量削減量の証書を発行する。
販売先として、主に工場などで燃料油を使用する企業などを見込む。Ａ重油から取り扱いを始め、ニーズに応じて順次、油種を増やしていく。
出光リテール販売と出光エナジーソリューションズは今後、商品の種類の拡大を検討するとともに、ボランタリークレジットの調達と運用の確認を担う。ボタンタリークレジットはグループ会社の出光アジアが選定して調達する。
