ブリヂストンは、米州子会社がコスタリカのサンホセ工場の生産能力を増強すると発表した。約2億5千万㌦(約363億円)を投じ、2026年までに同工場の生産能力を36%高め、1日当たりの生産本数を1万5千本とする。

 「2030年長期戦略アスピレーション」の一環で、乗用車用の大口径高タイヤやEV向け「エンライトン」技術搭載タイヤを生産できるようにする。新たに160人を雇用し、石油ボイラーの電化など脱炭素化にも取り組んでいくという。

 石橋秀一グローバルCEOは「米州でのプレミアムタイヤの供給拠点とし、現地でのシェアアップに貢献する。乗用車用タイヤの地産地消率『グローバル95%』を実現していく」としている。