昨年から続く原材料・エネルギー価格の高騰は、2022年度上期も各社の利益を圧迫した。原材料高騰による営業減益分(一部物流費も含む)は、原材料価格の影響を開示していないホンダを除く7社合計で1兆2千億円にものぼる。自社で吸収できる範囲を超えているとして、自動車メーカーは値上げに動き始めた。ただ、安易な値上げはシェアの低下につながりかねない。市場特性…