欧州自動車工業会(ACEA)が18日に発表した主要18カ国の9月の新車販売台数(乗用車)は前年同月比7・8%増の95万6609台となり、2カ月連続で増加した。前年実績が半導体不足で少なかったため、プラスにはなったものの、20年同月比では20・2%減と依然として低い水準だ。

 14カ月ぶりに前年を上回った8月に続いてプラスとなった。国別では英国が同4・6%増の22万5269台となったほか、ドイツは同14・1%増の22万4816台、フランスは同5・5%増の14万1137台、スペインは同12・7%増の6万7240台となった。

 メーカー別では同18・4%増の22万1601台となったフォルクスワーゲングループがシェアトップ。2位のステランティスは同1・9%減の16万6287台だった。日本メーカーはトヨタ自動車が同12・3%増の6万1777台、日産自動車が同16・1%増の2万5891台、マツダが同0・1%増の1万6163台、ホンダが同21・0%減の6916台、三菱自動車が同33・5%減の3697台だった。

 18カ国の1~9月の新車販売台数は同10・0%減の741万9644台。