日本自動車輸入組合(JAIA、クリスチャン・ヴィードマン理事長)が6日発表した2022年度上期(4~9月)の外国メーカー車新規登録台数は、前年同期比13・6%減の11万5813台だった。新車供給遅延の慢性化を受け、上期として2年ぶり、半期としては2期連続の減少となった。登録車に占める外国メーカー車のシェアは9・9%と、上期として統計開始以来2番目に高い水準だった。

 外国メーカー車のブランド別ではメルセデス・ベンツが同12・2%減の2万3493台で、上期として8年連続で首位。ルノー、フェラーリ、スカニアの3ブランドが上期としての最多台数を更新した。価格帯別では1千万円以上が同6・9%減の1万3590台で2年ぶりに減少した一方、400万円以上1千万円未満は同5・6%増の6万1409台で2年連続の増加となった。400万円未満は同31・1%減の3万4485台で2年ぶりに減少した。

 9月単月の外国メーカー車の新規登録台数は前年同月比2・6%減の2万6098台で13カ月連続の減少となったが、マイナス幅は前月から6・3㌽改善した。登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは10・8%だった。ブランド別ではメルセデス・ベンツが同2・7%増の5369台で首位となり、フォルクスワーゲンが同12・9%減の3833台、BMWが同12・9%減の3516台と続いた。ルノー、フェラーリ、ベントレー、BMWアルピナの4ブランドが9月としての最多台数を更新。価格帯別では1千万円以上が同10・0%増の3419台で4カ月ぶりの増加、400万円以上1千万円未満が同23・0%増の1万4803台で2カ月連続の増加となった。400万円未満は同31・7%減の6788台で14カ月連続で減少した。