2022年度上期(4~9月)の車名別新車販売台数は、ホンダ「N―BOX(エヌボックス)」が年度上期として2年ぶりの首位を奪還した。前年度上期で1位だったトヨタ「ヤリス」は、エヌボックスに2600台ほど離された。22年度は半導体不足やコロナ禍、世界情勢不安などが影響して新車の減産を余儀なくされ、半期での新車販売台数10万台超えはゼロという低い水準となった。

 日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)は6日、9月および4~9月の車名別新車販売台数を発表した。

 登録車と軽自動車を合わせた総合ランキングトップのエヌボックスは、前年同期比4・0%減の8万6876台で、半期ベースでは2期連続で1位となった。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響が出始めた20年度上期よりも4・1%減少、コロナ禍前の19年度上期との比較では36・1%減の水準と、部品供給難の影響から厳しい状況が続いている。

 2位のトヨタ「ヤリス」は同20・5%減の8万4251台、3位のトヨタ「カローラ」は同18・3%増の5万7850台と、前年同期から2つランクを上げた。上位10車種中、前年同期比を上回ったのは4車種にとどまった。

 登録車の年度上期ランキングで1位のヤリスは、3期連続で首位を維持した。2位のカローラは、SUV「カローラクロス」の販売台数がシリーズ全体の約4割を占め、15年度以来7年ぶりで2位にランクインした。3位の日産「ノート」は、「ノートオーラ」の販売台数がシリーズ全体の4割弱と数字を押し上げ、19年度以来の3年ぶりでトップ3入りしている。

 軽自動車の年度上期ランキングは、1位のエヌボックスと2位のスズキ「スペーシア」は前年のランクを維持した。3位のダイハツ「ムーヴ」は前年より1つランクを上げた。上位10車種中で前年同期実績を上回ったのはスズキ「ワゴンR」と「アルト」の2車種にとどまった。