日本自動車輸入組合(JAIA、クリスチャン・ヴィードマン理事長)が6日発表した2022年度上期(4~9月)の外国メーカー車モデル別新車販売台数は、BMW MINI(ミニ)の「ミニ」が前年同期比8・6%増の8999台で14半期連続の首位となった。メルセデス・ベンツ「Cクラス」が同10倍の7429台で2半期連続の2位、フォルクスワーゲン「ゴルフ」が同13・2%減の4753台で3位と続いた。新車納期遅延の影響が残るものの一部のモデルでは、改善の動きが出ている。

 上位20車種のうち、販売台数が前年同期を上回ったのはミニ、Cクラスに加えボルボ「60シリーズ」、BMW「X1」、プジョー「208」の5車種。Cクラスは全面改良モデルの納車開始前の影響で、トップ20圏外だった前年同期から大幅に伸長し、2位へと返り咲いた。メルセデス・ベンツは上位入りした3車種すべてが前年同期より順位を上げた。

 前年同期に比べ、圏外からトップ20入りしたのはCクラス、X1、208の3車種のみ。また、トップ20のうちSUV専用車種が前年同期より1車種増え8車種となるなど、SUV人気の底堅さも浮き彫りになった。

 半面、前年同期に3位だったBMW「3シリーズ」が同59・2%減の1932台で16位に後退するなど、台数が落ち込んだ車種も目立った。前年同期比で3割以上減少したのは、上位20車種中6車種だった。

 新車納期遅延の慢性化は、輸入車にも影響を及ぼしているが、足元では明るい兆しも出ている。7~9月の登録台数順位をみると、上位20車種中8車種が前年同期を上回った。外国メーカー車市場全体でも9月は前年同月比2・6%減と、2カ月続けてマイナス幅を圧縮。一定台数の新車をまとめて輸送する輸入車の特性上、供給の波が生じることは避けられないが、市場は徐々に正常化に向かいつつあると言えそうだ。