日本自動車輸入組合(JAIA、クリスチャン・ヴィードマン理事長)が6日発表した2022年8月の外国メーカー車新規登録台数は、前年同月比8.9%減の1万6947台だった。前年割れは12カ月連続となったが、マイナス幅は前月から15.7ポイント圧縮した。

 登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは9.5%で、8月としては統計開始以来最高だった。外国メーカー車のブランド別ではメルセデス・ベンツが同13.5%減の3224台で首位となり、2位はフォルクスワーゲン(VW)で同17.1%減の2498台、3位はBMWで同6.5%減の2187台と続いた。ルノー、ランドローバー、フェラーリ、ランボルギーニ、スカニアの5ブランドが8月としての最多台数を更新した。

 外国メーカー乗用車の価格帯別では、1千万円以上が同13.1%減の1923台で3カ月連続の減少となった一方、400万円以上1千万円未満は同22.1%増の9297台で4カ月ぶりの増加に転じた。400万円未満は同33.8%減の4762台と13カ月連続で減少した。

 輸入車全体では同13.8%減の2万602台で12カ月連続のマイナスとなった。国内メーカーの海外生産車は同31.1%減の3655台だった。